2025年2月22日(土)に、第5回健歩・まちあるきワークショップ「てくてくてっく」を開催しました。本ワークショップは健康で暮らしやすいまち・みちについて考えることをテーマとしており、この日が今年度最後の活動となりました。
最終回は、藤沢市村岡地区からご参加いただいた方など計17名で「たくさんある“わたしたちごと”を点検しよう」と題し、いつもの新湘南共創キャンパスを飛び出し、特別に湘南アイパークの講堂を使ってワークショップを実施しました。今までの4回の活動を通して見つけた健康で暮らしやすい「まち」「みち」への課題から、1人では難しいがグループならできそうな“わたしたちごと”を考え、それに取り組むとどんな「まち」「みち」になるのかを想像していきました。各班ごとに“わたしたちごと”への想像を膨らませるため、実際の場所までのまち歩きも行いました。途中、小雪がちらつく寒空の下で活動した時間もありましたが、最後は青空が広がり、記憶に残るてくてくてっくとなりました。



左下:「日よけスペースを即席できるかも」 右下:「キレイな花壇があれば楽しく歩けるかも」

ミニレクチャー『立位年齢で考える「転倒しないまちづくり」』
まち歩きから戻った後は、立位機能検査【StA²BLE】の開発者、横浜国立大学の島先生によるミニレクチャー『立位年齢で考える「転倒しないまちづくり」』を実施しました。自分たちの暮らしの中にある、健康になれる「まち」について考える視点を学んだほか、これまでのワークショップで継続的に計測してきた立位年齢について技術的な説明を聞くことができました。


村岡の“歩く環境”の「わたしごと」最終発表会
ワークショップ終了後は、『村岡の“歩く環境”の「わたしごと」最終発表会』と題し、今までの活動で見つけた村岡のみち・まちの魅力や課題を地域の皆さまに発表しました。


証書授与
5回全てのワークショップにご参加いただいた点検隊の方々には「てくてくtechnician」として、これからも地域の活動や本学の取り組みにご協力いただけることを期待し、今年度の活動を終了いたしました。

ワークショップの回数を重ねるごとに、参加者の皆さまの絆も深まり、笑顔が溢れるコミュニティができていることを実感いたしました。暑い夏の日も、寒い雪の日もワークショップにご参加いただいた皆さま、またご都合がつかず全てに参加いただけなかった皆さま、本学の活動にご協力いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
来年度も引き続きてくてくてっくワークショップを継続してまいります。なお、次年度の参加者募集につきましては、決定次第ご報告いたします。
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転倒リスク計測装置StA²BLE | 転倒事故ゼロの社会を目指して